グループ診療とは
医療の新しいあり方を提示する次代の医院づくり。
「自分の思う医療をやりたい」と2000年に開業しました。①安全性の確保②誠実な応対③先進性の追求④効率性の追求、を方針としてクリニック池田を運営してきましたが、その、患者様からのさまざまなご要望を聞く内に、さらなる地域医療の質の向上を目指し、医療モールを開設することを決心しました。「いろんな診療科があれば便利だし安心」「デイサ一ビスを併設してほしい」などの患者様のご要望に応え、カタチとなったのが、『シークレストクリニカルモール』です。5つの医療機関が入居可能な上に、定員35名のデイサービスを併設、クリニック池田の病室として19の個室も用意し、医療環境を改善。さらに画像データや検査データなど情報の共有化も進め、患者様の医療費や時間的負担の軽減も図っています。
患者様が安心できる空気づくり。
まず初めにオーダーしたのは、「空気を大切にしてほしい」ということでした。「空気」とは温度や湿度、防臭性、採光性などを考慮した文字通りの空気と、患者様が安心してくつろげる空間という意味の空気です。そのため壁の素材として調湿機能のある珪藻土を使用したり、消臭機能付きの空調設備などを採用。さらに天井高6mのエントランスホールを設け、のびのびとした明るい空間づくりを実現しました。また、ホール内にギャラリーカフェを設置。患者様の癒しの空間としてだけでなく、趣味の作品の発表の場やミニコンサートなど地域住民の交流の場として活用してほしいという気持ちも込めています。床は診療方針の一番目に挙げている「安全性の確保」のため、転倒事故などに備えて、可能な限りカーペット敷きにしています。もちろんフロア内はまったく段差のない完全バリアフリー。患者様のための配慮が随所に施しています。
5つの診療科とデイサービスを利用しやすくレイアウト。
高齢者の利用が多いデイサービスは、一階に設置。既存のクリニック池田から続く形で15の個室も新設しました。またエントランスホールには、総合案内のカウンターも設置しています。2階は廊下を挟んで5つの医療機関が入居できるスペースを設けています。その内の一つは、要望の多い整形外科を想定しリハビリステーションを備えています。複数の診療科を利用する患者様の移動の負担も軽減することができます。
それぞれの基本カラーで診療科目を色分けし、患者様を案内しやすくしています。池田院長と理念を共にする医師たちと協力・連携し、医療水準の向上に努めることをコンセプトとしています。
高額医療機器の共同利用で初期投資額を軽減。
クリニック池田の建築用地は、開業時に購入したものですが、今回の開設分の土地は賃貸借としました。大幅に軽減できた初期投資額を内装やMRIなど先進の医療機器の購入に当て、施設の充実、医療の充実を実現できました。また高額の医療機器を共同利用することで、入居する医療機関にとっても初期投資を軽減することができ、開業のリスクヘッジにも役立ちます。